ミシン購入ガイド: 失敗しない選び方

洋裁教室の生徒さんから一番多い質問が、「どんなミシンを買えばいいですか」というものです。
ミシンはなかなか買い替えるものではありませんし、一生ものの買い物と思うとハードルの高いお買い物。
絶対に失敗したくないと躊躇している方が多いようです。
どんなミシンが良いのかはライフスタイルによって異なりますが、私がいつも生徒さんにアドバイスしているポイントをご紹介します。
ミシンの種類
家庭で使用するミシンには大きく分けて「家庭用」と「職業用」の2種類があります。
職業用ミシン
職業用ミシンと聞くと工場で使われる専門的なミシンだと思ってしまいますが、工場で使われているのは工業用ミシン。職業用は家庭での使用向きに作られたものです。
「素人には使いこなせないのでは…」と皆さん思われるようですが、機能は直線縫いだけでとてもシンプル。糸の掛け方さえ覚えてしまえば操作はとても簡単です。
直線縫いだけの機能に絞られているので、ミシンの要である上糸と下糸との糸調子が良くとても縫いやすいです。
部品の一つ一つに良いものが使われているので耐久性も高く、一生ものとして長く使えます。
職業用ミシンのメリット
- とにかく縫いやすい!
- 耐久性がある
- モデルチェンジが少なく数十年たっても修理可能
職業用ミシンのデメリット
- 直線縫いしかできない
- 布端かがり機能がないのでロックミシンも必要になる
- 重いので出し入れしずらく出しっぱなしが基本
職業用ミシンのおすすめ機種
職業用ミシンの種類は多くありません。自動糸切りのある機種を選びましょう。
- ハイエンドモデル JUKI SL-700
- ミドルクラス JIKI SL-300 / Nouvelle 1000
家庭用ミシン
家庭用ミシンは多様な縫い方ができるので、これ一台で完結できます。
直線縫い、布端かがり、ボタンホールなどソーイングに必要な機能はすべてカバーされていて、刺繍機能が付いているものもあります。
縫い方の種類の多さで選びたくなりますが、一番大切なのは直線縫いです。上糸と下糸の糸調子がミシンの要。厚地や薄地でも糸調子が取れていて、スムーズに直線縫いできるかがミシンの選びのポイントです。
しかし直線縫いの優劣は実際に使ってみないと比較検討できません。ミシン屋さんでよく相談しましょう。
家庭用ミシンのメリット
- 一台で完結できる
- 軽くてコンパクトなので出し入れしやすい
家庭用ミシンのデメリット
- 縫いやすさは職業用に劣る
- 耐久性は冷蔵庫などの家電並み
- モデルチェンジが多く、数年後には修理の部品が手に入らない
家庭用ミシンのおすすめ機種
家庭用ミシンは家電と同じで種類が多く、頻繁にモデルチェンジするのでおすすめ機種はありません。
中価格帯
家庭用ミシンを買うなら中価格帯がおすすめ。5~7万くらいの中価格帯のミシンは機能とのバランスが良いです。
低価格帯
2万くらいのものは見た目は良くても機能はおもちゃ。糸調子が悪いのでミシンが嫌いになります。低価格のものを買うくらいなら、レンタルすることをおすすめします。
高価格帯
10万以上の高価格帯もありますが、直線縫いの性能においては職業用ミシンに劣ります。特別な機能が必要でなければ職業ミシンのほうがコスパが高いです。
ミシンはどこで買うのが良い?
ネットショップ
実店舗よりネットショップの方が安価です。楽天などで値段を比較して、きちんとアフターサービスが受けられそうな店を選びましょう。
家電店より実店舗を構えているミシン屋さんのネットショップがおすすめです。
実店舗
近くの実店舗で購入すれば、ちょっとしたことを質問しにいけるので安心です。ただし値段はネットショップより高めです。
ミシンの価格は半額など当たり前。ネットショップとよく比較検討しましょう。
タイプ別最適ミシン
本格派
→ 職業用ミシンとロックミシンの二台持ち
- 洋裁初心者だけど長年の趣味したいと思っている
- ミシンを出しっぱなしにしておけるスペースがある
- 厚地(キャンバス地など)を縫いたい
本格的に使うかどうか分からない…
→ 中価格帯の家庭用ミシン
- 幼稚園グッズ製作など短期間の利用が目的
- 出しっぱなしにしておけるスペースがない
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