「簡単」の行き着くところは弥生人⁈

「簡単」の行き着くところは弥生人⁈

画像出典:弥生ミュージアム

 

「洋裁本の通り作ったけど、写真とぜんぜん違う」

「いつもダボダボの洋服しか作れない」

そんな不満をお持ちではありませんか?

 

 

洋裁をする人が少なくって、洋裁はどんどん「簡単」傾向になっています。

洋裁雑誌などでも「簡単」ばかりが目に付きます。

 

確かに洋裁は手間がかかるので、

簡単ならもっとたくさんの人が楽しめるのではないか、

ということなんだと思います。

 

でも、それは逆効果!だと思います。

「簡単」がどんどん洋裁を遠ざけている気がしてなりません。

 

作品のクオリティーどんどん下がっているので、

せっかく手間をかけて作っても、素敵なものが仕上がりません。

おしゃれなものが出来なければ、手作りする意味がありませんよね。

 

 

「簡単」とは、手間のかかる部分をすべて省くということ。

ファスナー、ダーツ、ボタン、襟などをすべて取っ払っているので、

原始的な洋服の構造になっています。

 

つまり

「簡単」の行き着くところは「弥生人」の貫頭衣

なんです!

 

頭からすっぽりかぶるだけのブカブカ服。

それをベルトで絞ったら、ハイ、弥生服の出来上がり!

 

頭の通すだけの「貫頭衣」は、現代でも一般的なスタイルなので、

もちろんおしゃれな洋服もあります。

カフタンシャツなんかも素敵ですね〜

 

でも、貫頭衣スタイルは、ダボっと被るだけ。

女性の曲線的なボディラインを活かすことはできません。

 

女性の身体に沿ったシルエットを作るためには、ファスナーやダーツなどが必須です。

その手間を惜しんでいては、美しい服は作れません。

「美人服」をつくるためには、やはりある程度の手間が必要なんです。

 

だからと言って、難しい縫い方に必ずチャレンジしなければいけない訳でもありません。

ポイントポイントを簡単な仕様に変更すれば、難易度はぐっと下がります。

 

ポケットだったら、上から貼るだけのパッチポケット。

ファスナーとベルトではなく、ゴムウエスト。

セットインスリープではなく、ラグラン袖。

 

そんな風に、部分縫いを簡単な方法に変更すれば、

デザイン性はそのままで、とても縫いやすくなります。

 

「作りやすさ」と「おしゃれ」は両立できるんです。

 

簡単そうなものばかりではなく、ポケットや衿にもぜひ挑戦してみてくださいね!

 

 

ピボットパターンの型紙は、「デザイン性の高さと作りやすさ」を追求しています。

すごく「簡単」ではありませんが、難しい箇所をできるだけ省いています。

 

作りやすいのにおしゃれ!

それが、ピボットの求める「美人服」の作り方です。

 

「簡単」な作品には満足できず、

「本当におしゃれなもの」を目指したい方は、

ぜひ洋裁教室ピボットにお越しください!

 

 

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東京青山の初心者向け洋裁教室「ピボット」

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