「ウールも水通しが必要?」という質問をいただきました

「ウールも水通しが必要?」という質問をいただきました

先日、生徒さんから

「ウールにも水通しが必要ですか?」

という質問をいただきました。

 

答えはNOです。

 

なぜなら、ウールは水洗いしないからです。

 

なぜ水通しが必要かと言うと、いくつか理由があるのですが、

洗濯で縮む前に予め縮ませておく、

というのが水通しの主な役割です。

 

なので、水洗いしないウールは水通しの必要がありません。

 

必要がないと言うより、

水に漬けると縮んで硬くなってしまうことがあるので、

ウールは水に浸けてはいけないんです!

 

では、ウール素材は下準備不要?

答えはNOです。

 

製作中にアイロンの蒸気で縮んじしまうので、

ウールも予め縮ませておく工程が必要です。

 


ウールの下準備

①水分を含ませる

下記のいづれかの方法で、水分を充分に含ませてください。

  • お風呂を蒸気で満たして、一晩吊り下げておく
  • 生地の裏表にたっぷり霧吹きをして、ビニール袋に入れて一晩おく

②アイロン

アイロンで縦方向、横方向にアイロンを掛けて地の目を整えます。

斜め方向のアイロン掛けは絶対NGです。


 

水通しが必要な素材は、水洗いするものだけ。

家庭で水洗いする綿、麻、一部の化繊には水通しが必要です。

水通しの方法はこちらで詳しく説明しています。

ご参考にしてください。

どうして生地には水通しが必要?

 

下準備なんて面倒臭い!

という気持ちはよく分かります。

思い立ったら、さっさと裁断を始めたいですよね〜

 

しかし、仕上がりに断然差が出ます!!

面倒ですが、絶対に下準備はやってくださいね!

 

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